競馬予想ソフトには様々なものがあり、予想スタイルは趣向により利用される指標も様々ですよね。例えば血統であれば、この馬の子供はこのレースに最適という指標を出す事ができたり、この厩舎の馬は休養を挟むと調子が悪くなるとか、この騎手はこの長さには弱いであるとか…膨大なデータから算出したデータを基に予想をするのが競馬予想ソフトの魅力の一つでもあります。
数多くある競馬予想ソフトの中でも、この記事で紹介する「第三の馬2」の競馬予想スタイルは独特でとてもユニークなものです。Kante氏が考案したものであり、競馬予想ソフトでは独特で個性的なものでありながら高い人気を誇っています。こちらの記事では「第三の馬2」の特徴だけではなく、このソフトを活用した勝ち方などを紹介したいと思います。
「第三の馬2」とは
まず始めに、Kante氏が考案した独自理論を基に構築された第三の馬2は何が独創的で個性的なのかを紹介していきたいと思います。より精度の高い馬を見つける為に考え出した理論とは一体…?
ユニークな独自理論
「第三の馬2」が競馬予想ソフトとして長く高い人気を誇っている理由は、どの独特かつ独創的な独自理論です。検証できる膨大な量のデータをより精度の高い方法で出走馬の力関係を探るユニークな発送で理論化したのです。それも驚くべき方法で。
考案者のKante氏がこだわっている予想理論は「A馬とB馬が対戦したらどちらの馬が強いのか?」というシンプルな発想です。シンプルな発想がベースにあるのが競馬予想ソフト「第三の馬2」の特徴です。A馬とB馬が走ったらどちらが速いのかというのは一緒にレースをすれば分かる訳ですが、毎回毎回この2頭が同じレースに出走する訳ではありませんよね。
そこでKante氏が考案したのは『対戦経験がない2頭がもし対戦したらどちらが強いのかを他の馬(第三の馬)との対戦経験を介して推し量れるのではないか』という事です。大量の過去データを必要としますので手計算でこれらを算出するのは気が遠くなるような作業が必要になってきますが、Kante氏はこの論理をソフトウェア化する子で実践に応用できるようなプロジェクトを開発したのです。
直接対決の経験がない馬でも2頭と対戦した事がある第三の馬を介すことで間接的に比較することが出来るというのが独自理論。これを出走馬全てで算出して行く事で、レースで走っている馬の相対的な能力の強さを判断する事ができるという、ユニークかつ独創的な予想方法が「第三の馬2」の魅力なのです。
ソフト料金や推奨環境
月々2053円必要なJRA-VAN Data Lab.に必ず入会する必要があり、シェアウェア料金は4725円となっています。優良ソフトですから携帯では見る事ができませんので必ずパソコン必須となります。推奨環境は以下のようになっています。
CPUCore: i3相当以上
メインメモリ:容量2GB以上
ハードディスク:空き容量5GB以上
ディスプレイ解像度:1366×768以上
通信回線速度:ADSL回線以上
利用料金の支払いはソフト開発者の方に銀行振り込みからクレジットカードで入金が可能になっています。詳しくは作成者ホームページで確認してみて下さい。ちなみに無料でも利用する事ができますが、その場合は利用できるレース数がかなり制限されます。料金を支払うと全てのレースで買い目を選んだりサービスを利用する事が出来るようになります。自分が気になるレースのデータを知りたい場合など、無料で利用していると確認する事がありますので、気になる方は有料会員に登録した方が良いでしょう。
「第三の馬2」の特徴とは
「第三の馬2」というソフト名からも分かる通り、実は1からグレードアップされた状態になっているのが今のソフトです。以前の1がリリースされた時には3連単がまだ存在していなくて、更に当日のリアルタイムオッズの取得機能もありませんでしたので、基本的な理論構成はそのままに、開催当日のリアルタイムオッズの取得と、3連単を含めた買い目構築機能などが新たに追加されたのが「第三の馬2」なのです。
古くなったユーザーインターフェイスも改善され、レイアウトもシンプルに見やすくなり、作成した買い目は投票ボタンをクリックするだけで投票できるように、自在性と柔軟性を増強して改築されました。それでは早速「第三の馬2」を利用する上で絶対に欠かせない特徴について紹介していきます。
意外な穴馬を発掘できる
「第三の馬2」は上記でも説明したような独自理論を用いたものですが、予想理論は実は正当なデータ処理型の分析です。しかしながら、一般的な指数系ソフトのように指数の序列による予想とは一線を画しています。最も大きな特徴の一つに、意外な穴馬を発掘する事ができるポテンシャルを秘めているという事が言えます。
競馬の予想というとすぐレースの予想を連想するはずだが、そのレースの予想にしても、まず、とりあえずは、この馬とあの馬の比較という限られた馬同士の比較をするはずだ。もちろん、全体を見渡してどれが来るかなという視点もある。
それにしても、見渡したところ、どうやらこの二頭ないし三頭、あるいは四、五頭まで絞り、そのあとはやはりこの馬とあの馬という比較にいきつくはずだ。 通常の予想ソフトというのはどちらかというとどれとどれを比較してというプロセスは抜きで、指数の高い順というようにして予想が行われる。だが、人は予想のプロセスというものを大事にするもので、いきなりデータを入力するとポンと指数順に並べられ、答えが出てしまう、というだけではなにか物足りないものだ。
「第3の馬」の特徴の一つに、この馬とあの馬を直接比較することが出来るというものがある。しかも、その組み合わせは全馬とそれぞれ比較出来るのだ。 この馬とあの馬を直接比較する、しかも、よくあるようなタイム指数のようなものでなく、あくまでも比較する2頭にとって共通の第3の馬を通じて、直接対決していない2頭であっても比較できてしまう。これが「第3の馬」の特徴の一つである。
考案者のKanteさんが語る特徴です。このスタイルや考え方に共感するという方は是非利用してみるのが良いのではないでしょうか。今まで見抜くことができなかった穴馬を的中させる近道がここに眠っているのかもしれません。
更に「第三の馬2」ではハンデ戦でのメイン指標でも面白い特徴が見え隠れしています。これについても考案者のKanteさんがこのように語っています。
ハンデはJRA のハンデキャッパーの馬の能力評価値であると言って良いと思います。
理想のハンデ戦は全馬がゴール前横一線に並ぶことだと言いますが、その為には各馬の能力を出来るだけ正確に把握することで、能力馬と能力の劣る馬とがゴールで並ぶためにはどれだけ斤量に差をつけるかを決めるわけです。
能力を正確に把握していればその差は縮まるはずです。もちろん、実際のレースで全馬が横一線ということはなかなかないですが、ハンデ戦は0.1 秒以内に何頭も並ぶことは珍しくありません。
つまりハンデ戦におけるハンデキャッパーのハンデの評価こそがJRA の馬の評価の一端を示している、と言っても間違いではないと思います。 その JRAの馬の評価と Pt勝率が一致しているということの意味は、このPt勝率による馬の評価がJRAの馬の評価に近いものだということではないでしょうか。
この考え方はハンデ戦以外のレースでも活用できそうですが、ハンデ戦で大き的中率を上げる事が可能な理由が垣間見えます。
買い目指定と買い目表をチェック
引用元:http://keibasoft.com/thirdhorse2/
買い目はユーザー自身で自由に設定する事が出来ます。指定できるのは軸馬1、軸馬2、ヒモ馬の3種類で、Pt勝率、勝率、単勝人気、勝数逆順、勝Pt逆順、勝数の各指標値をベースに自由に指定できます。また、馬券種毎にオッズフィルターを指定できますので、買い目の足切りラインとして利用する事が可能です。
Kante氏が構想された買い目はPt勝率上位の馬で構成する少頭数の軸馬2頭とある程度の範囲を網羅するヒモ馬で好成績を収めていたので、それに倣ったうえで自由性も持たせた指定方法にするのが最もオススメです。
順当と裏切り馬を記録
「第三の馬2」を毎週起動して開催日を読み込んでいると、自分が選んだ各馬が期待に応えて良い走りをしたのか、期待を裏切ったのかを記録する事が出来ます。その記録を集計したものは、出馬表の順当、裏切り、裏切り率として表示されますので、自分が目をつけた馬であっても、裏切り率の高い馬は切るなどの対策を講じることが可能です。
引用元:http://keibasoft.com/thirdhorse2/
出馬表詳細画面には過去走の詳細が表示されますが、その過去走毎に順当あるいは裏切の表示が表示されますので、この馬柱を見ると「よく裏切っている馬だ」とか 「最近は期待を裏切るようになっている」などの状況が把握できます。予想の補完的な指標として活用する方が非常に多い機能なので、自分の予想のスパイスや参考に取り入れてみるのが良いでしょう。
まとめ
対決した事のない馬同士であっても、その馬が対戦した事のある第三の馬を通して実力を指標化する事ができるという独自理論が魅力的な「第三の馬2」。競馬予想ソフトの中でも特に人気が高く、順当馬・裏切り馬・裏切り率がデータで全て残り、自分で買い目を絞ることで自分なりの競馬予想ファクターを作る事も可能です。
それ以外にも買い目を提供してくれる機能もありますので、三連単であったり連単など自分のお気に入りの買い目に従って購入してみるのが良いでしょう。他のソフトやサイトでは一切取り入れていない独自理論なので、今まで味わったことのない思わぬ勝ちが拾える可能性が非常に高いソフトです。普通の競馬予想に飽きてしまった方、ライバルに差をつけたいと考えている方は是非活用してみて下さいね。